デンマークで英語は通じる?

デンマーク人の英語力

デンマークでは英語は通じます。もっと言うとめちゃめちゃ通じるし、上手すぎます。

デンマークの公用語はデンマーク語です。旅行などでデンマーク語の挨拶などができたら素敵ですが、短い滞在であればデンマーク語を勉強していかなくても大きな問題はないでしょう。買い物などでは、英語が通じることがほとんどですし、デンマークの人たちはむしろ英語が得意です。バスのおじさんから駅員さん、ホットドッグ屋のお兄さん、街行くおばさま…道を尋ねれば、皆快く英語で話してくれます。

それもそのはず、デンマーク人は非英語ネイティブの中で、英語が二番目に上手だとされています(2017年)。これは、EF能力指数という毎年行われている英語能力を測るテストの結果で、世界2位にランクインしているんです。これは英語を母語としない国を対象に英語能力を測っているもので、EF EPIのページで、日本を含んだ色別のランキングを見ることができます。

英語に触れられる環境

じゃあ、なんでそんなにデンマーク人は英語が上手なのでしょうか?

デンマークでは、学校にもよりますが大体9歳頃から第二言語の教育が始まります。

その中で、第二言語として選ばれるのが多いのは英語とドイツ語です。ドイツはデンマークと地続きのお隣の国ですが、ドイツ語はデンマーク人にとっても難しく、またドイツ語を使う機会も減ってきたそうです。一方英語は使用される機会も増え、更に重要視されつつあります。

デンマークでは、下は12歳から上は60歳代くらいが相手なら、英語でのコミュニケーションに困ることは少ないと思います。それより上の世代になるとドイツ語の方が得意になってくるそうです。

デンマーク人の友人に聞いてみた

しかし、それにしてもみんな英語が上手なので、私もデンマーク人によく質問します。

私「どうしてデンマーク人はそんなに英語が上手なの?」

すると、こう返されることが多いです。

友人「デンマークは小さいから、デンマーク語での映画とかドラマ、音楽が少ないんだよね。だから、みんな子どもの頃から海外のものをそのまま見てるんだよ。それでだんだん英語に慣れていくんだ。」

なるほど。確かに、人口560万人のデンマークと1億2000万人の日本では、もの作りの面で、日本は恵まれているのかもしれません。というのは、日本では邦画、テレビ、音楽が豊富に(それこそ見きれないほど)あるので、英語が苦手な人や、海外に興味がない人は、日本語のコンテンツで十分に満足することができるのです。

しかし、デンマークでは母語であるデンマーク語でのコンテンツが比較的少ないので、面白いものを探すとどうしても海外のものを、つまり英語のコンテンツを見るようになるそうです。それは、テレビのチャンネルを変えてみると、多くのチャンネルが英語での放送(字幕つき)をしていることからも納得できます。

デンマーク語は英語と似ている?

じゃあ、日本人が英語でずっと番組を見ていたら、デンマーク人のように英語が上手になるのかと言うと、やはりデンマーク人とは状況が違うのかなと思います。

それは、英語と日本語の距離は、英語とデンマーク語の距離より遠いからです。日本語は、漢字、ひらがな、かたかなを主に使う一方で、デンマークでは、英語のアルファベットに独自の文字3つæ、ø、åを加えたアルファベットを使っています。そして、文法や単語も似ているところが多くあります(決してそっくりではありませんが)。少なくとも、日本語より英語に似ていて習得に有利だとは言えると思います。

デンマークでは、外国の映画やテレビ番組は基本的に字幕に翻訳され、吹き替えになるのは子ども向け番組がほとんどです。そのため、海外の映画やテレビ番組を見るときは、基本的に英語の音声が流れています。また、テレビゲームなどもデンマーク語の物は少ないです。もちろん学校での教育も大事な要素の1つですが、それにも増して英語に触れる機会が多いのがデンマークの特徴の一つです。

まとめ

デンマークでは、公用語や母語としてはデンマーク語を使っていますが、英語がペラペラな人が多いです。旅行の際には簡単なデンマーク語を覚えていくのもいいですが、英語も十分通じるので安心してくださいね。